ベトナムのご紹介

 インドシナ半島の東シナ海沿いに位置するベトナムは、南北の距離が1600キロ以上ある細長い国です。日本よりやや小さい国土面積に8800万人が住み、日本同様、世界でも人口密度の高い国です。ベトナムの北部で繁栄したキン族が現在のベトナムの人口の8割以上を占め、主に平野部で生活をしています。また、キン族以外50以上の少数民族が山岳地帯に住んでいます。
 ハノイを中心とする北の地域には日本と同じように四季があり、季節を楽しむことができます。一方、南の地域は、亜熱帯に属し、雨季と乾季とに分かれ、雨季は、日本のような梅雨のイメージではなく、日に一度程度の大雨(スコール)が降ります。
 世界遺産として登録されているベトナム北部トンキン湾北西部にあるハロン湾が有名であり、3,000もの大小さまざまな島々が湾内に点在し、優美な光景を作り上げています。伝承では、中国がベトナムに侵攻してきた時、龍の親子が現れ敵を破り、口から吐き出した宝石が湾内の島々になったと伝えられています。
 日本とベトナムは、「海のシルクロード」を通じて文化の交流がありました。とりわけ交流が盛んになったのは17世紀初頭から日本の鎖国に至るまでの期間があり、秀吉、家康の朱印状を携えた商船「朱印船」が東南アジア各地を巡り、「安南」と呼ばれたベトナム中部にも頻繁に立ち寄りました。当時の貿易の中心地、ホイアンには日本人町も形成され、300人程の日本人が住んでいたといわれています。