日本語教育支援事業
ハノイ日本語センターの設立と運営サポート
ベトナム人青年への日本語教育と学術の発展並びにその成果を社会に役立てるため、様々な教育事業助成を行っています。
ベトナムでの日本企業の進出や交流の進展によって、日本語を学ぶベトナム人が急増しており、日本語だけではなく、日本についての興味・関心が高まっています。言葉は文化の要であり、互いの言葉を知ることはその国の文化を理解するために大きな意味を持ちます。
当財団では、1992年の設立当時より、ハノイヌイチュック日本語センターでの教育システムの導入・指導、カリキュラム作成などの多面的な支援をおこない、ベトナムでの日本語教育の推進に貢献してまいりました。日本語教育の草分け的な存在として、日本とベトナムの架け橋となり、言葉だけではなく、文化交流・相互理解のために大きな役割を担っています。
近年アセアン地域の経済成長には目を見張り、就中ベトナムの躍進には驚くべきものがあります。「戦略的パートナー」として日本とベトナムの交流が活発になるにつれて、お互いの国の行き来も今以上に盛んになることでしょう。
こうした明日のベトナムを担う若者たちに対する支援・交流事業は、今後ますます重要になってまいります。微力ではありますが、今後も教育事業助成を継続していく所存であります。
2021年4月より無料オンライン日本語塾を開講
30年近いハノイヌイチュック日本語センターでの長い経験と実績を基礎に新機軸「無料オンライン日本語塾」を始めるに当たって、コロナ禍で大きな影響を受けた学校教育の変化にヒントがありました。
場所を選ばず、より多くの若者に教育を提供することができるオンライン学習のメリットは大変大きいと考えます。
そこで当財団では、ベトナムの特に経済環境、学習環境に恵まれない地方や農村部の若者に対して、初心者レベルの日本語学習の機会を無償で提供したいと考え、2021年4月より活動を開始しました。
何も日本語が分からない人たちに教えるので、在日ベトナム人で高度な教育を受けた人たちに母国ベトナムの若者のための「日本語教育」指導の協力要請をしました。
何と1000名ほどの日本語能力N1,N2の資格保有者から立候補がありました。母国ベトナムの若者を指導したいという「祖国愛」は感動的です。
すでに12月現在で63教室、1000名ほどの生徒たちが日本語や日本文化を学んでいます。このプロジェクトも他の事業と共に、小さく生んで大きく育てたいと思います。
将来は1万人、2万人のベトナムの若者が学ぶ「オンライン日本語大学」にしていきたいとねがっています。
講演活動について
当財団は、ベトナム人スタッフによる小学校・中学校・高等学校をはじめとする学校法人や、その他の団体法人様に対して、ベトナムについての講演活動やベトナム語の日常会話講座、ベトナムへの修学旅行前の講演などを行って参りましたが、財団業務が多様化しておりますので個別にご相談下さるようお願い申し上げます。
2年間でN2レベルを取得しました Nguyễn Ngọc Ánh- Câu chuyện học và thi đỗ N2 trong vòng 2 năm |
グエン・ゴック・アイン(ダナン工科大学IT技術専攻4年生) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2023年10月23日 |
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日本語スピーチコンテスト 2018 | 今回は、ホーチミンのホンバン大学の立派な講堂をお借りして開催しました。書類審査の結果13名に絞りました。甲乙つけがたいハイレベルな戦いになりましたが、厳正な審査の結果一位は福沢諭吉の「学問の勧め」を読んで勉強をすることの大切さを知り、日本が大好きになったヴォ・ティ・タオさんです。ご褒美は日本旅行、大喜びです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2018年10月20日 |
日本語スピーチコンテスト 2017 | 日本・ベトナム文化交流協会が運営している日本語教室の生徒さんたちを対象にコンテストを開催いたしました。
書類選考で13名に絞りましたが、応募者皆さん日本に憧れを持ち積極的に日本語を勉強しています。全員合格にしたいですが、コンテストですので厳選な審査をしました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2017年12月2日 |
小学生が日本とベトナムの正月の違いを学びに来ました | 墨田区の小学生5名が先生に引率されて、日本のお正月とベトナムのテトの違いを勉強にきてくれました。ベトナムの子供たちのお正月の遊びや食べ物、風習などを学びました。
君たちの将来の夢は?と聞いたら、「ケーキ屋さん」「サッカー選手」、「会社員」「公務員」だそうです(笑)。
最後に、理事長からベトナムの竹の三角帽子とコミック本をもらい大喜びでした。目が輝いていていいですね! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2017年12月 |
澁谷学園生徒がヌイチュック日本語センターを訪問 | 毎年、渋谷教育学園のベトナム研修旅行のサポートをしています。当校は文部科学省からスーパーグローバルハイスクールの指定を受けており、今回は「食をテーマにした多角的アプローチによる交渉力育成プロジェクト」という取り組みを行っています。
その一環として食に関するテーマを中心に日本・ベトナム文化交流協会が支援するヌイチュック日本語学校の生徒たちとの交流会が開かれました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2017年3月 |
ハノイ ヌイチュック日本語センターへの助成 | 財団設立後、ベトナム・日本文化交流協会等と協議を重ね、1994年5月20日に日本語学校建設および地鎮祭を執り行い、翌1995年3月18日に『日本語学校新校舎竣工記念式典』を執り行い同国での日本語教育の新たなスタートを切りました。
その後、篤志家の図書の寄贈、草の根無償援助でLL教室の設置などの施設の充実を図っています。
また、当初目標の学生500名という状態から現在は、1,900名近いベトナム国民が日本語を学んでおり、同国における『日本語教育』の中心的役割を果たしています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1994年,1995年 |